巣を作らせないために

巣を作らせないために

ハチのなかでも攻撃的で毒性が強いのがスズメバチのメスです。
特に8〜11月は巣の拡張期で、巣の10メートル以内は非常に危険です。
5メートルまで接近すると、攻撃されると思ってまず間違いありません。

巣があるとわかっている場所には近づかないこと。
林の中など巣がありそうな場所では、羽音や「オレンジ色」に常に注意して行動することが大切です。

予防策として非常に重要なのが、家屋や庭などにスズメバチの巣を作らせないことです。
そのためには最低限、樹木を風通しよく手入れする、通風口や壁穴などは細かい金網でふさぐなどの対策が必要です。
またスズメバチを誘引して捕まえるトラップも、極めて効果的です。

スズメバチのうち刺すのはメスだけ

ペットボトルを使った捕獲

木立などに設置するスズメバチ誘引トラップをご紹介しましょう。
動きの活発な初夏〜秋はもとより、春先に設置して巣作り中の女王バチを捕まえることができれば、営巣の危険を大きく回避することができます。

スズメバチをペットボトルで捕獲する

作り方:

  1. アルコールと乳酸菌飲料飲料を4:1(例えば日本酒200ml:カルピスグレープ50ml)、ハチミツ適量をよく撹拌します。
    イースト菌を若干量混ぜると早く発酵するうえ、効果が長く持続します。
  2. 大き目のペットボトル空容器を用意し、液を入れる。
  3. ペットボトル上部に3〜4cm程度の穴をあける。放射状にクロスカットすると、一度入ったハチが逃げられない強力な穴になります(参照)。
  4. ペットボトルを直射日光のあたらない、高木などに設置する。

設置にあたっては、巣の近くを避け(設置・交換の際に危険)、子どもが近くで遊ばない高所を選んでください。
スズメバチの行動半径は数キロ〜数十キロに及ぶので、ある程度巣からはなれていても十分効果が期待出来ます。
また、虫でいっぱいになった時や、1カ月以上たった場合は液を新しいものに交換してください(溶液が劣化し、それ以上の効果が望めないため)。

スズメバチ誘引治具のご紹介

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